スポーツ障害とは
スポーツの繰り返し動作による負担が積み重なり肩・肘・膝に起こる障害をスポーツ障害と呼びます
スポーツ障害とは、スポーツによって繰り返し動作の負荷が積み重なり発症する症状です。 動作の繰り返しが引き起こす症状ですから、最初は、わずかな痛みでも我慢をしているうちに症状が悪化し長期化する可能性が高くなります。ですので、わずかの痛みのうちに正しい治療をすることが大切です。
また、似た言葉でスポーツ外傷という言葉があります。こちらは、スポーツのプレー中に明らかな外力を受け組織を痛めたことを表します。例えば、ランニング中転倒してしまい足首の捻挫、骨折、肉離れなどの事を言います。これらのスポーツ障害(スポーツ外傷も含む)で、痛めた症状を当院ではこのように治療をします。
代表的なスポーツ障害と当院での治療法
テニス肘
ラケットをボールで打つ際に肘の外側のでっぱった所に痛みが出ます。テニスをプレーする方に多く見られるためテニス肘といわれています。
また、テニスをプレーしない女性が日常の家事で症状が出ることも少なくありません。
施術内容
- 手首や肘の手技による整復
- ローラーによる筋肉の調整
- 症状により、首や骨盤の治療が必要なら行います
- アイシング
肉離れ
急に筋肉を動かした結果、筋膜や筋繊維が一部または完全に断裂することです。
施術内容
- 筋繊維をローラーや手技を使って整える
- テーピングや包帯を使用し固定
- バランスが崩れて肉離れが起こっているなら骨盤整復を行う
- テーピング固定や包帯などで固定
- バランスを崩して足首を痛めている場合なら、骨盤整復を行う
スポーツ障害の対処法
スポーツをしているときに痛みを感じた場合、病院へ行く前に応急処置をしておきましょう。応急処置には「RICE」というものがあります。「RICE」とは、次の4単語の頭文字を取って生まれた造語で、捻挫や骨折などあらゆるスポーツ障害の症状に対応できます。
安静(Rest)
痛みを感じたときはすぐに運動を中断し、安静にします。捻挫や炎症が疑われる部分を、包帯やテープなどで固定してください。無理に動かそうとすると出血量が増えたり、炎症部分が広がったりする可能性があるので注意しましょう。
冷却(Ice)
多くの場合が、腫れや炎症を起こしている可能性があるので、氷や氷水で冷やしましょう。冷やすことで、痛みの緩和、炎症を抑えられます。1回の冷やす時間を20分から30分程度とし、間隔をあけて繰り返しましょう。
圧迫(Compression)
痛みを感じている部分を圧迫することで、炎症や腫れを最小限に抑えられます。冷却と同時に行いますが、圧迫のしすぎには十分に注意しましょう。圧迫も冷却と同様に20分から30分程度でよいでしょう。
挙上(Elevation)
怪我をした部分を心臓よりもできるだけ高い位置に挙げておきます。腫れている部分に流れ込む血液量を減らすことで、腫れを最小限に抑えられます。
まとめ
今回は、スポーツ障害の種類や痛みの対処法などをご紹介しました。スポーツをされる方の中で、無理をして筋肉を痛めた経験がある方はきっと多いでしょう。その際に正しい対処を行うことで、痛みの悪化を防げます。スポーツ障害は誰にでも起こる可能性がありますので、事前に対処方法を知っておくことが重要です。
まる整骨院では、テニス肘や肉離れなどさまざまなスポーツ障害の治療が可能です。患者様の症状に合わせて治療方法を提案しておりますので、お悩みの方は一度ご相談ください。